小説『靴十夜』第五夜

第五夜 トレッキングシューズ

 はじめて出会ったのは、本屋で雑誌を立ち読みしたついでに、隣の靴屋に入ったときだった。今までこんなことはなかったのに、一目見た瞬間から、僕の心は君にすっかり占領されてしまった。僕は君の姿を忘れることができなくなってしまったのだ。

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小説『靴十夜』第四夜

第四夜 テニスシューズ

 今日も朝からよく晴れており、東の空には遠く積乱雲が広がっていた。夏休みに入ってからは、暇をもてあましたアルバイトたちが昼間から店に出勤してくるので、店では店員の飽和状態が続いていた。
 そんなわけで、昼間から店に出ても仕事がない長尾と安家は、野上を交えて、昼前から島中の家に押しかけ、庭先でバーベキューをしようとたくらんでいた。

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【自作曲】バトルフィールド

もしかしてライクロフト名義で自作曲を公開するのは初めてかもしれません。

Battle Field by ryecroft21 | Free Listening on SoundCloud

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小説『靴十夜』第三夜

第三夜 ビーチサンダル

 今年は梅雨入りが早い。それに、毎日毎日よく雨が降る(梅雨なのだから当たり前なのだが)。今日も朝から鬱陶しく、降ったり止んだりを繰り返している。空気は蒸し暑く、人をうんざりさせてしまうような、何か倦怠感のようなものに満ちていた。誰だってこんなじめじめした天気は願い下げだろう。島はレジを上げながら、そんなことをぼんやりと考えていた。閉店作業を終えたアルバイトたちはすでに帰ってしまい、島一人が残って、薄暗い店内でその日最後の作業をしている。有線放送を消した今では、店内はひっそりと静まりかえり、シャッターの外から聞こえてくる雨音と、レジに内蔵されたファンのたてる音が、その静寂をますます際立たせている。

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小説『靴十夜』第二夜

第二夜 布カジュアル

 初夏の日差しが、誰もいない砂浜に照りつけている。琵琶湖は明るい緑色に輝き、心地よい薫風が木々の葉をざわめかせている。
 平和な日であった。店長は本社に出張していて留守であり、3人のパートと島中が店番をしていた。島中の大学は創立記念の行事のため休みであった。ちょうど客が途切れ、店に静けさが戻った。本当に静かだった。嵐の前の静けさだった。

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小説『靴十夜』第一夜

 琵琶湖のほとりに一軒の靴屋があった。これは、その靴屋の店員たちの物語である。

第一夜 長靴

 島店長は昼過ぎからどこかへ出かけていた。おそらく駅前のパチンコ店であろう。「店長の事務所はパチンコ○○だから…」などと皆は言っていた。いったい、店長というものは、往々にしてそういうものなのだが、店に顔を出すことはまれであり、それゆえに店のトップたりえるのだったが、この店の店長、島真も、たいていの日は閉店時に姿を見せるくらいで、ほとんどを店の外で過ごしていた(もちろん、そうでないこともあったが)。それでも人柄がよいのと、経営者としての手腕が卓越しているのとで、全従業員の信頼を集めていた。

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アドベントカレンダーの話

毎年この時期になると見かけるアドベントカレンダー。自分のブログすら満足に書けていないし、専門的な知見も有していないので、参加するなどおこがましい、と思っていたところ、MastodonのHTLで一人アドベントカレンダーを見かけました。

一人アドベントカレンダー Advent Calendar 2018
https://adventar.org/calendars/3081

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作業場所

リビングの一角を書棚と段ボールで囲んで、自室っぽく使っている。

自室1

外から見るとこんな感じ。上にも段ボールを敷いているのは、インコたちの侵入を防ぐため。書棚がむき出しだと、あっという間に囓られてボロボロにされてしまう。

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艦これ着任4年

今日で「艦隊これくしょん」を開始して丸4年となった。当時は着任制限があり、20時の抽選にあわせてアクセスし、無事にリンガ泊地に着任できた。

艦これ4周年

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『逢魔ヶ刻の聖子』

ずっと、思い出せない作品があった。はるか昔、アニメ誌の付録か何かで読んだはずなのだけど、検索してもそれらしい情報は引き出せない。ふと思い立って、Yahoo!知恵袋で質問してみた。私の覚えていた内容は次のとおり。

  • 両親が旅行に出た女子高生宅に棺桶が届く
  • 留守宅だと思っていた吸血鬼が入っている

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